大和葛城山(弘川寺~弘川城址~山頂:往復)ショウジョウバカマ2024
日程
2024年03月30日(土) [日帰り]
アクセス
弘川寺の駐車場(無料)に停めさせて頂く
山行メモ
三月に入って用事のない祝日や週末は、ほとんどが雨で山行できずじまいでした。
ようやく晴れ間が戻って気温も上がってきたので、大和葛城山のショウジョウバカマの開花具合を確認するために登ってきました。
どこから行っても良いのですが、春と言えば…「願わくは 花の下にて 春死なん その如月の 望月の頃」という和歌で有名な西行終焉の地、弘川寺の桜がきれいではないかと思い、今回は弘川寺から登ることにしました。せっかくなので、まだ行ったことがない弘川城址もついでに寄ってきました。
弘川寺の横の林道を登っていくと、舗装路の終点に小さな駐車場(車の転回所?)があって、その入り口で「展望の道」と「弘川城址への道」が分岐しています。「展望の道」はそのまま直進で、「弘川城址への道」は駐車場の奥に続いています。
「弘川城址への道」も「展望の道」と同じような登山道ですが、こちらの方が傾斜が急だと思います。道の最上部に「展望の道」へ合流する道標が立っていますが、城址を思わせるものは特に何も見当たりませんでした。今回はそこから「展望の道」へ合流したのですが、合流地点にある看板に弘川城址と刻んだ巨石の写真があって、場所はさっきの道標のまだ先のようです。仕方がないので、「展望の道」を先に進んで「弘川城址への道」から合流してくる地点から弘川城址へと再度戻りました。すると巨石があって『此上 弘川城址』(この上 弘川城址??)と刻まれています。その先の道標にも、さっき通過してきた場所の方向が弘川城址となっていましたので、この巨石の場所が弘川城址ではなく、「弘川城址への道」の最高地点(先ほど通ってきた道標のあった場所)がそれのようです。
結局弘川城址周辺を一周して、再び葛城山の山頂を目指して登ることになりました。
今回の目的である山頂直下、天狗谷からの登山道のショウジョウバカマの群落の咲き具合ですが、こちらは少し早かったようです。小さな蕾は確認できましたので、この先の気温にもよるかもしれませんが、あと一週間ほどでお花畑になるような気がします。
山頂ではまだ咲いていなかったショウジョウバカマですが、弘川寺に戻る林道(標高500m付近)に一輪だけ咲いていました。
弘川寺は桜や他のお花がたくさん咲いて大変きれいでした(下の写真をご覧になってください)。観光客やカメラマンの方も結構おられましたので、登山ではなくこちらを目的に訪れても良いかもしれません(というか普通はこちら(観光)がメインで、ここから登山する人間の方が少数派なんでしょうね…)。
弘川寺から舗装林道登ってきたところにある駐車場(右手)です。
「展望の道」は階段を直進。
「弘川城址への道」は駐車場の奥です
ここが弘川城址への道の最高地点です。特に城址を示すものはありませんでした。
ここから右の展望の道へと進みましたが、再度ここに戻ってくることになりました
展望の道との合流地点です。
看板に写真があって弘川城址の巨石が載っていました。
弘川城址は、まだ先にあったようです(結局これは思い違いでしたが…)。この先からもたどれそうだったので、そこから行ってみることにしました
先ほどの看板の先にある弘川城址への分岐です(この写真は二周目に撮影)。
ここから弘川城址へ戻りました
そして巨石発見。
刻まれた文字は「此上 弘川城址(この上 弘川城址)」…この上??
そうです、この巨石が弘川城址の場所ではなく、さっき通ってきた「弘川城址への道」の最高地点が弘川城址だったようです。
ここから、激しくアップダウンを繰り返して、元の地点に戻りました
途中の道標も巨石の方向ではなく、通ってきたところを指しています
結局、ぐるりと一周して元の場所に戻ってきました。
「弘川城址への道」を巨石まで行くのなら、「展望の道」へ行かずに右の「弘川城址への道」を行って、途中の鉄塔を上に登れば良いと思います(私が来たのと逆コース)。
弘川城址を後にして林道をひたすら登って山頂直下に到着。
天狗谷登山道を少し降ったところにあるのショウジョウバカマの群落です。
ほとんどが、こんな状態です。開花まであと一週間程度でしょうか…
こんな株も2つほど見つけました
群落の全景です。
お花畑にはほど遠い感じです
そして「大和葛城山」山頂。
この日も結構登山者で賑わっていました(誰もいなくなった隙に撮影)。
大和葛城山の山頂から金剛山を望む。
山頂の茅は全部刈り払われていました
岩湧山方面を望む。
この日は黄砂で白く霞んでいました
ゴールデンウィークの頃ヤマツツジで賑わうテラスも、この日はがら空き…
帰り道の林道に一輪だけ咲いていたショウジョウバカマ
弘川寺のモクレンです。
大きな木で見事です。
このあと花の写真が何枚か続きます
弘川寺の上の桜の花…西行に思いを馳せます。
桜はソメイヨシノではないようです
ボケの花
こちらは「隅屋桜(すやざくら)」と命名された枝垂桜です。
南北朝時代のいわれが書かれた看板が掲げられていました
弘川寺は、まさにお花に包まれていました