稲村ヶ岳（母公堂～山頂：ピストン）

2023年1月15日 2023年1月16日

arius

日程

2023年01月15日(日) [日帰り]

アクセス

母公堂の駐車場（１日８００円）に駐車。
ごろごろ水から上の道路は積雪があり四駆または冬用タイヤ・チェーン装着でないと厳しいと思います

山行メモ

冬の大峯山系には行ったことがなかったのですが、前日の雨から春のような気温になったこともあり友人と行ってみました。

雪のある時期は天川村へのアクセスだけでも難しいのですが、さすがにこの気温だと全く雪はなくスムーズに行くことができました。ただし、ごろごろ水のくみ場がある駐車場から上の道路は雪が溶けておらず、母公堂までの少しの距離ですがスタックした車も見かけましたので、注意が必要だと思いました。私の車は四駆なのでなんとか母公堂に到着。

母公堂から少しだけ、ごろごろ水方面に戻ったところにある登山道入り口から登りはじめて、途中の法力峠までは雪もほとんどありませんでした。
ただし法力峠から上の登山道は結構雪があったので、途中でアイゼンを装着。
稲村小屋のある山上辻までの道は、谷筋の少し崩落したところでは慎重に進まないと危険な場所が何カ所かありましたが、景色がきれいなところや有名な「パオーン杉」があったり静かな雪山を楽しむことができました。

山上辻からは急に雪が深くなって、場所によっては太ももまで雪の中に埋もれるところもありました。そして、稲村ヶ岳と大日山の鞍部にある大日キレットから稲村ヶ岳山頂直下のトラバースは本当にヤバイ（綺麗とか最高という意味でなく）と思いました。切れ落ちた斜面は雪を踏み抜いたら間違いなく帰ってこれなくなると思われ、その先もすごい登りでした（大日キレットから稲村ヶ岳山頂までは写真を撮る余裕なんてありませんでした）。ここは、しっかりとしたアイゼンやロングスパッツ、ピッケルなど本格的な冬山装備で行った方が良いと思います（我々は軽アイゼンとショートスパッツでかなりの場違い）。

それでも慎重に登りきって山頂に立つと、見事な雲海で素晴らしい眺望が広がっていました。
登山開始時点では曇っていた空も登頂時点で晴れ渡って最高の景色でした。
帰りは山上辻からレンゲ辻方面に行ければと思っていましたが、トレースもなく危険と判断して、そのまま来た道を母公堂まで戻りました。ちょうど車に乗った時に雨がザーっと降り出したので、今回はお天気に恵まれた山行でした