大峯奥駈道(七曜岳~弥山:行者還トンネルから往復)逆峯その四

日程

2022年11月5日(土) [日帰り]

アクセス

行者還トンネル手前の弥山登山口駐車場に駐車(普通車1日1000円、その他は下の写真参照)

山行メモ

七曜岳から先の大峯奥駈道を歩くために、有名な行者還トンネルの弥山登山口から、しなの木出合いの奥駈道まで一気に登って、七曜岳に向かい、そこから逆峯をスタート。
しなの木出合いまでの登りは、登山口の取りつき入ってすぐに左手の斜面を登るのですが、かなり急です。普通はまっすぐ登山道を登った方が無難だと思います。

七曜岳に前回来た時は春だったので見られませんでしたが、山頂から見た谷の紅葉は見事でした。
七曜岳頂は狭い岩峰なので、他の登山者がおられると、なかなか景色を楽しむ余裕がありませんが、今回は時間が早かったからか貸し切りで景色を堪能。
七曜岳から奥駈道を行者還岳に引き返しますが、七曜岳頂直下は鎖やはしごがあって険しい。その下は一気に谷に落ち込んでいて高度感があって結構怖いです。

南面が厳しい岩壁になっていて、南から北に向かう順峯の行者もここで引き返したという行者還岳ですが、北側からは容易に登れるルートがあって、まったく困難な箇所はありません。行者還岳頂は眺望がないので、すぐに降って奥駈道に戻ります。
ここから行者還小屋までは、はしご場の連続で険しい。

行者還岳から弥山に至る稜線は大変歩きやすい良いルートでした。
特に、しなの木出合いから一ノ垰に至る奥駈道は、この時期ナメゴ谷方面の紅葉(登り龍)が圧巻で一見の価値があると思います。また、弥山への登りの手前にある「弁天の森」も大変きれいなところでした。

弥山の登りは、かなりの急登で、ここまでの道のりで足が疲労しているからかキツイと感じました。
帰りは、奥駈道をそのまま引き返して、行者還トンネルへのメインルートを降りましたが、ここの降りもかなり急です。登る場合も結構キツイと思います。

行者還トンネルとその手前の駐車場と料金表。
キャパは100台とのこと

弥山登山口のとりつき。
トンネルに向かって右側。
しなの木出合い方面へはこの橋を渡ってすぐに左側

しなの木出合いまでの登りを上から見たところ。
下に駐車場が見えています

駐車場から奥駈道まで上がってきたところ。
ちょうど朝日も昇ってきたところでした

奥駈道しなの木出合いの標識。
ここから北にいったん七曜岳まで向かいました

七曜岳に向かう朝のひと時、霧がかかって幻想的な光景でした

奥駈道の風景です。
こんな気持ちの良いトレールが続きます。
紅葉もきれい

七曜岳頂

七曜岳頂から見た西側の谷の紅葉。
景色を堪能した後、奥駈道を弥山方面に戻る

七曜岳から降ってきたところにある、和佐又への分岐。前回はここまで来ました。(前回の記事はこちら

行者還岳の手前にある「みなきケルン」

行者還岳への分岐。
帰りも、ここまで戻ってきて行者還小屋方面に行きます

行者還岳山頂。
ここは眺望ありません

行者還小屋とその内部

行者還小屋から少し来た稜線から見た、八経ヶ岳(なだらかな弥山左の三角形の鋭いピーク)・弥山。
あそこまで歩いて行きますが、かなり遠い…

奥駈道から見たナメゴ谷方面の登り龍。
肉眼では、赤や黄色の紅葉が見事だが、スマホのカメラではこれが限界

行者還トンネル西口との分岐。
ここから弥山に向けて、なだらかな稜線を進みます。
弥山直下の登りまでは楽に行けます

石休ノ宿跡

「弁天の森」の看板とその景色。
この付近たいへんきれい。
自然が作った庭園のようです

聖宝ノ宿跡。
聖宝・講婆世僧正がここで修行したところだそうです

弥山への登りの階段。
この付近よく整備されています

弥山頂の行者堂

弥山の小屋です。
今年は11月13日までの営業とのことでした

弥山山頂付近のコケ。
白っぽいのは霜です。
お昼過ぎなのに溶けていませんでした。
ここからまた行者還トンンルに向けて戻りました。
帰りは降り基調なのでそれほどしんどいとは思いませんでした。

奥駈道から行者還トンネルに向けての降りです。
この付近は、それほどでもないですが、かなりの激下り(登り)で道は少し荒れていて、ほとんど眺望もありません

降りきったところにある三角橋。
ここからは沢沿いの平坦な道が登山口まで続いています

今回の軌跡