大峯奥駈道(金峯神社~五番関:帰りは林道)逆峯その一

日程

2022年05月15日(日) [日帰り]

アクセス

金峯神社の下の義経かくれ塔の展望台下にある駐車場(無料)に駐車させて頂く。

山行メモ

桜の季節が終わって吉野にも静けさが戻ってきたので、以前からやってみたいと思っていた、大峯奥駈道を日帰りでつないでゆく山行をはじめてみることに…

昨年の秋に西行庵に行った時(その時の内容はこちら)に青根ヶ峯にも登り、山頂へ登る道の傍らにあった旧女人結界の石碑を見て、いつかは大峯奥駈道をたどってみようと思っていたので、今回も同じところからスタートすることにしました。

まずは金峯神社で登山の無事をお祈りして、青根ヶ峯へ、その後四寸岩山(しすんいわやま)のピークを目指して登りましたが、これが結構な急登。
四寸岩山頂には小さな三角点があるだけで特になにもありませんでした。(勝手に四寸岩とかあるのかなと思っていましたが…)ここは眺望があって、はるかに紀伊山地が見渡せます。

四寸岩山から南に降ると、足摺宿を経て一旦アスファルト舗装の林道に降りて、九十丁石で再び山道に入ります。
ここで二蔵宿小屋を管理されている方とお会いして、GWにあった遭難事故の話などをお伺いしました。

二蔵宿小屋を過ぎると、大天井ヶ岳(おおてんじょうがだけ)までもかなりの急登が続きます。
登りの途中に祠がある小さな広場では眺望があって、いつも登っているダイヤモンドトレールの峰々がはっきりと見えました。残念ながら大天井ヶ岳頂では眺望はありませんでした。

当初のコース設定では大天井ヶ岳頂から引き返すことにしていたのですが、時間に余裕があったので五番関まで行って山腹を二蔵宿小屋まで戻ってくるコースに変更することにして五番関まで降りました。
五番関は大峰山(山上ヶ岳)へ向かう登山道の女人結界となっています。
ここでお昼ご飯をとっていると、天川方面からレスキュー隊の方々が大勢登ってこられました。
これから、遭難者の捜索に向かうとのことで、ほんの少しだけ言葉を交わしましたが、なんとも頼もしい方々でした。

五番関から近畿自然歩道・吉野方面と標識のある山腹の道を二蔵宿小屋まで戻りましたが、稜線沿いの道に比べたら土砂崩れなどで若干荒れている印象でしたが、通行に支障はありませんでした。
二蔵宿小屋に戻ってきて、朝お会いした管理されておられる方と再びお話したところ、さっき五番関であったレスキューの方々によって遭難者が発見されたとのことでした。

九十丁石からはアスファルト舗装の林道を吉野の駐車スペースまで戻ってきました。
林道はとても良い道で、たまにマウンテンバイク(自転車)の方やバイクが通り過ぎていくだけで、車はほとんど通りませんでした。

今回の道中でお会いした登山者2名(それぞれ単独行)の方は熊野まで大峯奥駈道を歩き通すとおっしゃっておられました。大峯の山々は歩くには絶好の季節を迎えているようです。

義経かくれ塔下の駐車場です。
かなりのキャパがあります。この日は私の車以外に停まっていたのは1台だけでした

駐車場から上を見上げたところです。
すぐ手前に見えているのは展望台で、義経かくれ塔はその上です

義経かくれ塔

金峯神社

金峯神社横の登りです。
石畳が良い雰囲気です

青根ヶ峯への登り口にある旧女人結界の石碑

青根ヶ峯頂。
ここも眺望はなし

四寸岩山頂と、そこからの眺め

足摺宿です。
中も大変きれいでした

九十丁石。
ここから再び山道に入ります

二蔵宿。
たいへんよく管理されてます。

二蔵宿から大天井ヶ岳への登り口。
右を登っていきますが、ここがすごい急登。

大天井ヶ岳頂直下の祠とそこからの眺め。

大天井ヶ岳頂

五番関。
女人結界門

今回はここで引き返すことに…
吉野方面に戻ります

山腹の道はこんな沢が何度も現れます。
ここは、ほぼ水平に二蔵宿まで戻れる道でした。

今回の軌跡