高野参詣道(紀伊神谷~大門)不動坂

日程

2022年3月27日(日) [日帰り]

アクセス

行きは南海高野線「紀伊神谷駅」下車。帰りは大門でバスに乗車して「高野山駅」まで行って、ケーブルカーに乗車し南海高野線へ。

山行メモ

今回は、11月に行った京大阪道の続きで紀伊神谷から極楽橋経由で不動坂を登りました。
(前回の内容はこちら
地元自治体がやっているウォーキング行事というこもあり、普段やっているような(ちょっと無茶な)行程ではなく帰りはバスやケーブルカーなども使う贅沢なルート設定です。
少しの登りはありますが、それほどハードでもなく、見どころもたくさんあって世界遺産の高野参詣道を歩いてみたいという方にはお勧めだと思います。

京大坂道を学文路から歩いてきたので、スタート地点を紀伊神谷としましたが、不動坂をメインに歩く場合は極楽橋駅で下車すれば良いと思います。

紀伊神谷駅から極楽橋までは20分くらいで、橋を渡れば本格的な登りになります。
登っていくケーブルカーを横目に見送って、少し行くと「いろは坂」への取りつきがあります。
ここからは、名前のとおりまさにつづら折りの急登です。
いろは坂を登りきると、「万丈転」「岩不動」「稚児滝」「不動跡」などのスポットがあり説明版が掲げられています。
このあたりからは、それほどの登りはなく、快適な古道の雰囲気を楽しめます。

清不動堂(いろは坂上の不動堂を移築)で、いったん舗装路と合流しますが、世界遺産に登録されている不動坂はお堂の裏手から、さらに上の花折坂まで続いています。
花折坂から女人堂までは、それほどの距離はありません。

女人堂は高野山への入り口にあたる、高野七口に全部あったそうですが、残っているのは、この不動口の女人堂だけとのことです。

今回は女人堂から金剛峯寺、壇上伽藍、大門と高野山内を散策して帰ってきました。
一か月ほど前に黒河道を登ってきた時は雪と氷の世界でしたが、この日はポカポカと暖かくて、とても気持ちの良いウォーキングができました。

紀伊神谷駅です。
今回はここからスタートしました

極楽橋です。
「極楽橋駅」はこの上流側にあります

極楽橋を渡ったところにある「不動坂」の石碑。
ここから、しばらく舗装路の登り

舗装路から「いろは坂」への取りつき。
ここからは、つづら折れの急坂を登る

いろは坂を登りきったところにある看板と道の雰囲気

「万丈転(まんじょうころげ)」
罪人を簀巻きにして崖下へ追放した刑場だったと書かれています。
ちょっと怖いですが、そういう雰囲気がありました

岩不動と稚児滝の看板。
滝はずっと下でここからは見えませんでした

清不動堂。
万丈転の少しこちら側にあったものを移築したものだそうです。
旧参詣道はこのお堂の右側を登っていきます

清不動堂の裏の登り口

清不動堂から上がってきた「花折坂」
上の写真で女人堂への道が山中を指しているが、道は薄くて判然としなかったので、今回は舗装路を女人堂まで行きました

不動口女人堂。
この左手にきれいなトイレがあります

金剛峯寺

壇上伽藍の根本大塔。
ここが町石の起点

慈尊院側の町石1番石。
町石は根本大塔から慈尊院側と奥の院側に向けて一町ごとに立っている

大門の手前にある「南峰堂」さんで酒まんじゅうをお土産に買いました。
ここの酒まんじゅうは素朴でおいしいです

高野山駅から新しくなったケーブルカー乗って帰ってきました。
このケーブルカーはスイス製とのことです。
高野山駅の2階は展望室があり、遠く金剛山や岩湧山、大阪平野が紀見峠越しに見える大パノラマになっています

今回の軌跡