金剛山(青崩道~カトラ谷~山頂~ダイトレ水越峠)梅雨の前に
日程
2025年6月7日(土) [日帰り]
アクセス
水越峠の水越川公共駐車場(無料)に停めさせて頂く
山行メモ
春先にお花をもとめて登ったきりで、ここのところ金剛山には全然行っていませんでしたので、久しぶりに登ってみることにしました。他の方の山行記録を見ると、転法輪寺のオオヤマレンゲが見頃だということだったので、それも目的の一つです。出発はいつもの水越峠ですが、せっかくなのでクリンソウも撮影しようと思い、青崩道セト経由で一旦降ってカトラ谷を登り返して山頂に至るコースを選択しました。水越峠の旧国道にはいつも以上に路上駐車の車があふれていて大勢の登山者が訪れていることが窺えます。皆さん梅雨前のコンディションの良い日に登りたいということのようです。
実際、青崩道では登り降りの多くの登山者の方とすれ違いました。一方カトラ谷はニリンソウの時期には混雑しますが、さすがにこの時期は一人も登山者と出会うことはありませんでした。私もニリンソウの時期以外で登ったのは初めてだったのですが、クリンソウは無事見ることができました。いつもニリンソウのお花畑になっているところは何もなくて、こんな場所だったかな?という感じ。それとカトラ谷は昨年に比べて随分荒れているなと感じました。国見広場の谷最上部が崩落してから荒廃が進んでいるように感じます。谷筋のルートに慣れない方は、少し落ち着くまで避けた方が良いかもしれません(ニリンソウの時期は山頂方面からアプローチした方が良さそう)。
山頂の国見広場をへて転法輪寺のオオヤマレンゲを見に行ったのですが、残念ながら今回はお花を見ることができませんでした。蕾の状態のものか、既に散ったものばかりで、なかなかタイミングが難しいようです。
そして私のいつものお決まりのコースですが、ちはや園地に何かお花がないかと行ってみるとゼンテイカ(ニッコウキスゲ)が咲いていて、すごく得した気分になりました。いつか信州の山でニッコウキスゲの群落に出会うことを期待して存分に予習しておきました。あと、エビネランも咲いていました。いずれも自生種ではなく、ちはや園地で植栽されたものですが、この時期お天気さえ良ければ、お花探しを存分に楽しめると思います

この日の「水越川公共駐車場」です。
私の車は最後の一台で停めることができましたが、満車になっていました。
支度する間に何台も来ては引き返していきましたので、登山者がかなり多いです

青崩道の様子です。
実は登山者が多くて、写真を撮影するために途切れるのを結構待ちました。
普段はそんなことはないのですが…

セトです。
直進方向は山頂。右はカトラ谷や金剛山登山口(モンベル)方面です。
今回は右に降りました

カトラ谷まで降ってきました。
右方向が金剛山登山口方面。左がカトラ谷経由で山頂です

カトラ谷の様子です。
倒木があちらこちらに…

こういう滝を登っていくのですが、巻き道はあまりなく直接登る感じのところが多いです


クリンソウです

私は、「金剛山野草と木の花ハンドブック」を愛用しているのですが、この本によると「クリンソウは自生は少なく、ちはや園地を始め、山中でも植えられたものが多い」とのことですが、生えていた場所から考えて、これは自生のもののようです

カトラ谷上部の鉄の防護柵。以前に比べて、かなり土砂に押し出されているようです(大丈夫なんだろうか…)


こちらはヤブウツギ。
お花はビロードのようでゴージャスな感じがしますね…

いつもの国見広場。
写真撮影も順番待ち(結構並びました)

そしてお目当てのオオヤマレンゲ。
残念がら蕾。
開花のタイミングになかなか巡り合えない…

ちはや園地に向かう登山道も緑が濃くなってきました

ちはや園地の「ゼンテイカ:禅庭花(ニッコウキスゲ)」です。
黄色のお花で、そこだけパッと明るくなっていて出会えたら感動します


ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)は見た目はユリですが、別種とのことです

こちらは「ナルコユリ」

フタリシズカはあちこちに咲いてます

エビネランです

お花に合わせたのですが、ちょっとピントが甘いですね…
手が届かないところに咲いていますので、望遠レンズじゃないとうまく撮影できません…

最後にいつもの定点観測地点(ちはや園地の展望台)から南側を撮影してダイトレを降りました。
昔の写真(一番下までスライドしてください)と比較すると分かるのですが、左下にあった香楠荘はもう見当たりません…
今回の軌跡
