大和葛城山(弘川寺~山頂~持尾辻:周回)持尾辻からは降れず

日程

2025年02月22日(土) [日帰り]

アクセス

弘川寺の駐車場(無料)に停めさせて頂く
上の駐車場にはきれいなトイレもある

山行メモ

5月に実施するトレッキングイベントの下見で大和葛城山に行ってきました。
トレッキングの登りは弘川寺からにしようと決めていたのですが、降りを奈良側に降るか、どこか他のところから大阪側に降るか地図を見ながら考えていたのですが、大和葛城山からダイトレを少し北に行ったところにある持尾辻から持尾方面に降れるようなので現地確認のために行ってきました。
結論から書くと、持尾辻からの道は不明瞭で踏み跡も確認できず、ヤブ漕ぎしないと進めないので、ゲストを連れてのトレッキングには使えないと判断しました。一人なら突き進んでも良かったのですが、熊笹のヤブならまだしも、比喩でなく「いばらの道」で引っかかって痛くて仕方ないので、それ以上進むの断念して撤退を決めました。
しかし、大和葛城山から随分と降ってきているので再度山頂近くまで引き返すのもアレなので必死に地図で道を探してみると持尾バイオトイレのところから林道で降れそうだったので、そこを選択。地図アプリでも登山者が通過した形跡が確認できず、雪の上に踏み跡ゼロだったので少々不安ではありましたが、林道自体は広くて危険個所も全くないので、道迷いさえしなければ何とかなるかと決行。結局地図通り降ることができて、弘川寺への登山道にも無事合流することができました。
ただし、この林道のゲートに「私有地につき立ち入り禁止」と書かれていましたので普段の登山に使うのは控えた方が良いと思います(今回は降った後で看板を見たので、申し訳なく思いながらも通過させて頂きました)。
トレッキングイベントは大人しく奈良側の一般的な登山道を降るコースで設定しようと思います。しかし、今回まともな下見になっていないので、また行ってみようと思います…
季節は違いますが、今回の弘川寺からの大和葛城山のへルートの詳細はこちらを参照ください

この日の大和葛城山の山頂付近は爆風で極寒。何もしなくても手の感覚が無くなるような状態だったので、写真撮影もままならず即下山してきました。ロープウェイで登ってきたファミリーも結構おられましたが、あまりの寒さに泣いている子ども多数。金剛山は登山以外では登る手段がないので、子ども達の雪遊びには大和葛城山も良いかなと思いますが、お天気は選んだ方が良いと思います

弘川寺の駐車場です。
来た時はガラ空きだったのですが、帰りには結構車が停まっていました。
外国の方がちらほら歩かれていたので、近くで何かイベントでもやっていたのかもしれません

冬枯れの弘川寺。寒いので誰も居ませんでした。
また桜の時期に撮影に訪れたいと思います

弘川寺横の林道を登り詰めた登山道の入り口。
この辺りから雪がちらほらと…

弘川寺から大和葛城山への登山道で一番スタンダードな「展望の道」です。
この辺りはアイゼンを着けるほどのことはありませんでした

四ツ辻です。真ん中に光がスポットライトのように当たって幻想的です。
このへんの林道はバイクが上がってこられるようで、あちこちに轍が残っていました。
バイクもそうですが、いつも山では色々な楽しみ方があるものだと感心します

登りの林道の雪の状態。
アイゼン・スパッツ等装備は一式持っていましたが、今日は雪山登山の心づもりではなかったので、意外と深い雪に少々戸惑いながらも山頂までアイゼン装着せずに登りました。トレッキング本番は5月なので、これでは季節が違い過ぎて全然下見になってないですね

大和葛城山の山頂モニュメント。
爆風極寒で長居はできませんでした。
写真もスマホでスナップを撮るのが精一杯…

山頂から金剛山を望む

大和葛城山の山頂付近の様子です。
風を遮るものがなく寒すぎて誰も居ません

山頂からダイトレを北上。
さすがに帰りはアイゼン装着しました。
このあたり雪はフカフカ…

ダイトレ名物階段地獄もご覧の雪景色。
雪で段差が無くなって踏み外しそうです

山頂から2.8Km地点にある持尾のバイオトイレ

一応中も確認しておきましたが、大和葛城山の山頂でトイレは済ませた方が良いと思います。
もちろん使えないことはありませんし、ここは槇尾山とは違って三基とも稼働していました

持尾辻です。
持尾まで2.9kmとなっています

持尾辻のダイトレ石標

先ほどの道標の指していた持尾方面です。
持尾辻からこれを降りましたが、方向はこれで間違いないのですが踏み跡は全然ないしヤブ漕ぎ必至です。
しかも、イバラのトゲが刺さって痛い…
この先もう少し行ってみましたが、ここで下見だったことを思い出して突っ込むのは止めることにして引き返しました

バイオトイレまで戻ってきて、横の林道へ…

これがその林道ですが、何とか降れそうだったので行ってみることに…
最初のうち数メートルは雪に踏み跡があって誰か通ったのかもと心強く思いましたが、足跡はすぐに引き返していました(ちょっと不安に…)

結局林道にはずっと踏み跡なく私の足跡のみ…

林道の途中で雪もなくなりゲートまでやってきました。
このゲートを通過して振り返ると「私有地につき立ち入り禁止」の看板が…
ここまで来てしまって、もうどうしようもありませんので、ありがたく通過させて頂きました

先ほどのゲートから200mくらい降ったところにある橋を渡って弘川寺からの登山道への復帰を試みるが、ここから先すごい急登。
笑えるほどの登りでしたが、登りきったら「すぎ・ひのきの道」に合流できました。

「すぎ・ひのきの道」と「展望の道」の分岐点まで戻ってこられました。ヤレヤレ…
あとは弘川寺まで平和な道を降っていきました

今回の軌跡