大山(夏山登山道~弥山~行者谷登山道)2024紅葉はこれから
日程
2024年10月26日(土) [日帰り]
アクセス
県営大山第1駐車場に駐車させて頂く。
(スキーシーズン以外は無料のようです)
山行メモ
山陰(松江・出雲方面)への家族旅行のついでに大山に登ることにしました。
これまでは、旅行のついでに登山する場合には、家人に迷惑をかけないとの約束で、宿の朝食や夕食時間に間に合うよう単独弾丸登山が前提だったのですが、最近少し興味が出てきたようで、一緒に登ってみるというので、2人でのんびり登ることにしました。
個人的には弾丸の方が達成感があるのですが、これはこれで写真撮影などもしっかりできるので、案外良いかなと思います。
さて、大山ですが、山陰の日本百名山として超メジャーな山ということもあり、この日も大変多くの登山者で賑わっていました。
登ぼり始めはそうでもなかったのですが、標高を上げるに従って混みあうようになり、6合目から上は降る方と登る方の行き合いでしばしば渋滞が発生して、なかなかスピードが上がらない感じでした。
今回、大山は初めてだったので、一番オーソドックスな夏山登山道を選択。せっかくなので帰りに余裕があれば行者谷登山道も行ってみる計画です。
大山の登山道はかなりしっかりしていて、危険な箇所は一つもありませんでした。
ただし、最初から最後まで急登・急降がずっと続くので、初心者の方には厳しいようで、この日も体力の限界から行動不能になってしまいレスキューのお世話になる方もおられました。私がお会いしたレスキューの方は、さすがに頑強で一日に山頂まで二往復は軽くこなすとおっしゃっておられました。
登山口から現在の山頂である弥山までは1000m近く登らないといけないので、観光気分で登るのは止めておいた方が良いと思います。
また大山の最高地点である剣ヶ峰は、弥山からの縦走路が崩落していて危険なことから、弥山頂上で通行止めになっています。山頂には大勢の登山者がおられましたが、通行止めを乗り越えて剣ヶ峰に行こうとするような登山者は一人も見受けられませんでした。当然ですが、みなさんマナーをわきまえられてますね…
時期的に紅葉も見られるかと思いましたが、今年は秋になっても異常高温が継続していて、標高1000m付近のブナがうっすら紅葉しているのが見られましたが、全山紅葉という感じではありませんでした。少しですが撮影してきましたので、下の写真を参照してください。
大山ナショナルパークセンターの少し北側にある第1駐車場です。
このあたりに駐車場が何か所もあり、かなりのキャパがあるので停める場所に困ることはなさそうです。
夏山登山道の登り口に一番近い駐車場は南光河原駐車場ですが、こちらはさすがに早く行かないとスペースがないようです。
私が行った日は10時ころでしたが、既に満車でした
大山ナショナルパークセンターから大山寺に向かう、御幸参道大通りです。
この先にモンベル・フレンドマーケット 大山参道市場があり、軽食やお土産の購入ができます。
大山寺へは直進ですが、夏山登山道入り口はモンベル・フレンドマーケット 大山参道市場を右に曲がって川を渡るとすぐでした。
途中にはモンベル大山店もあるので忘れ物をしても何とかなりそうです
南光河原駐車場手前の佐陀川です。
降りの行者谷登山道はこの上流部に戻ってくることになります
佐陀川を渡ってすぐのところにある夏山道登山口(大山寺橋側)。
今回は行っていませんが、この先にも夏山道登山口があるようです
登山口を登ってすぐのところにある分岐。
山頂へはここを左折
夏山登山道の登り始めです。
このあたりは、まだゆったり登ってゆく感じですが、少しずつ勾配が急になっていきます
登山道は明るい広葉樹林帯を登ってゆきます…
一合目の道標です。
この後、9合目まで全部写真に収めました
二合目
三合目
四合目
五合目。
この辺りまでくるとブナの林になっていきます
ブナの大木。
紅葉はこれからといったところ…
五合目の少し上からの眺望。
美保湾がきれいに見えていました
六合目です
六合目の避難小屋。
大勢の方が休憩されていました
六合目避難小屋から稜線を望む。
中央に見えるのは三鈷峰
七合目。
このあたりまで来ると灌木が多くなり、視界が開けてくる
八合目です
八合目からの眺望。
結構な高度感がありました
8合目から少し登ると一気に視界が開けて山頂直下の木道に出ます。
ここから山頂までは木道のゆるりとした登りが続きます
九合目は木道の途中にありました
九合目から弥山の頂を望む…
大山(弥山)頂上のモニュメント。
右に剣ヶ峰への縦走路の「立ち入り禁止」の看板(半分だけ)が見えています
弥山山頂からの眺望です。写真ではあまり判然としませんが、肉眼では宍道湖や中海などがきれいに見えていました。
手前は山頂避難小屋です。この日は10月末というのに気温が高くて寒さなどは全く感じなかったです。
気温が低くて風が強いと独立峰だけに厳しい環境になるように思います。
登るときには結構眺望がありましたが、お昼を過ぎると雲が湧いてきて少しずつ視界が効かなくなってきました
山頂直下からの剣ヶ峰方向の眺望
木道を降りきる頃には視界がどんどん遮られていきます。
ちょうど良い時に登ってきたようです
六合目付近の紅葉の様子です。
登りでは気づけなかった景色です
6合目の避難小屋を少し降ったところにある行者分かれから行者谷登山道を降ってきたところです。
行者谷登山道は夏山登山道から分かれて元谷に合流するまでは結構な急降(登りは急登)となっています。
行者分かれで、どちらに進もうか逡巡していたら休憩していた別の登山者から最初は急だが、あとはなだらかで見どころが多くて楽しい登山道だよと教えて頂いたので行ってみました
ここが行者谷と元谷の出合いです。
いきなりガレ場が目の前に出現するので、少し驚かされます
こちらは下流側。
登山道はこのガレ場を横切って下に続きます。
(写真では右上方向)
ガレ場を過ぎて林道から大山寺の参道への入り口。
ここからは谷沿いのなだらかな林の道になっていました
林の先にある「大神山神社」です。
「大神山神社」の参道。
写真とは逆の方向ですが、ここから大山寺に向かって石畳の道が続きます
大山寺の山門です。
今回は時間の関係で、お参りはしませんでしたが、境内は結構広いようです。
大山寺の参道を降ってゆけば出発地点の大山ナショナルパークセンターに至ります